第64話


初めて出来た友をその手かけ、

託された血塗られた愛刀。 


漆黒のアーマード ドラゴンと共に自国中央へと

帰還したオレ。


東国ではいろいろあったな…

パパン王の手紙を渡すためドラゴンと行った。

劇団に入り、一番隊組長なる友と出会い

戦い…病を治すことを拒まれ

介錯を頼まれた。

愛刀を受けとり友の首をはねた。


東国の姫はオレと婚姻がどうのと言っていたが

国主が認めた自警団 一番隊組長を殺害したから

今では婚姻どころかオレはお尋ね者だろう…

だが後悔は決して無い!


戦争になったらごめんパパン!

オレの首差し出すから許してもらってて!


だけど パパン王がオレの首を差し出すなどは

絶対にありえない。

わかる…だって家族なんだから。

パパンが東国を滅ぼさないよう

いつか釘をささないとな…。


王宮の広い庭に大きな小屋をみつけた。


頼んでいたドラゴン小屋だ!


作ってくれたみたいだ。

あざーす。

着陸だドラゴン!!


バサッバサッバサッバサッ

翼をゆっくりはためかせ

着陸した。


「おかえりなさいませ。坊ちゃま

とドラゴンさん」メイド長


「ただいまー!パパンの手紙渡してきたよ」

オレ



「きゅいっきゅい」頭をメイド長に

擦り付けてきたドラゴン


「よしよし。」ドラゴンを優しく撫でるメイド長


「存じております。

おや?その刀は?

こちらを出発の際、お持ちでなかったと

お見受けしますが…」メイド長


「初めて友達が、出来たんだ!

だけどオレ氏が、その友達に介錯を頼まれ…

そして

託されたその人の血を吸った

血塗られた愛刀だよ!!」

東国でお世話になった一番隊組長の愛刀だ。


鞘から抜いて刀身を自慢気にメイド長に見せた。


目を見開き冷や汗をかいたメイド長

「す、凄まじいオーラ…ですね…

み、見事な一振りにございます。坊ちゃま」


「でしょ!!オレの愛刀にするんだ!

あ、あとドラゴン小屋ありがと!

一応エサもお願いね!!人間が食べる量で大丈夫!

本当は何も食べなくて大丈夫みたいだけど

家族兼ペットだから。食べさせてあげて。」


「かしこまりました。坊ちゃま。」メイド長


「きゅおっきゅお」

すっかりご飯の味をしめた

ドラゴン

東国でも人間食(和食)を食べていて喜んでいた。

もちろん世話をしていたのは一番隊組長だ。


だからか ドラゴンに鎧さん 

そして血塗られた愛刀

言葉は無い、だが

みんな互いが互いを認め合っている 

そんな気がする…

オレ


「坊ちゃま。王がお呼びでございます。」メイド長


「やっだよーバイバーイ!!

ドラゴンと鎧さん次はお留守番だよー!」オレ


血塗られた愛刀を腰に、さし

フルプレートを、外した状態で

王宮宝物庫へ向かい日本へ転移したオレ






「いってらっしゃいませ。坊ちゃま」

既に行ってしまわれたが そう言って頭を下げた

メイド長だった。


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m





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