ノーネーム 裏切りと東国編
第174話
オレは
聖女、厨二病メイドと露店風呂に浸かり
自分達だけでダンジョンボスを倒したからと
ご褒美にファーストキスを受け取って
ほしいと言われ、キスしてる間ドサクサに紛れ
二人の胸を揉みしだき、柔らかな突起を
優しく摘んだり、こねくりまわしたりし、
そして最後にはギュッと強く摘まんだり
引っ張ったりした。
あらん限りのセクハラを尽くしたオレ。
嫌われてなければいいが…
そしてその罰が当たったかはわからないが、
露天風呂に入っていたというのをすっかり
忘れ、すっぽんぽんで
自国へ転移し
西国、帰らずの森。最奥
ノーネームの拠点へと転移したのだった。
漆黒の仮面に全裸で!!
あれ?前回来たときの立派な門構えが…
さらに立派になってる!
恐る恐る入るオレ…
「立ち止まれッス!そこの変態!」鬼人オニ
「止まれ!そこの変態!」エルフミミ
「…」
「あれ?!の、ノーネーム様?」
「ノーネーム様だ!」
「久しいな。」
ちなみに鬼人オニ、
エルフミミと飼い犬は黒騎士邸に侵入者として
日本に来てたことがある。
膝をつき、なぜか服をすぐ脱ぎ全裸になる
ヘンテコなお面をしてる鬼人オニと
ヘンテコなお面をしてるエルフミミ
前はこの二人に侵入者と間違えられここで
襲撃されたことがあるオレ。
鬼人オニは筋肉モリモリ爆乳だ。
エルフミミは全てが小さい
妹や魔法少女と体型が似ていた。
いや、なぜ服を脱ぎ全裸になるんだ??
わからん!
まあいいか…とりあえず眼福眼福っと。
すると飼い犬が走ってきた
ヘンテコなお面を相変わらずつけてる
「ワン!ワン!」
(飼い犬は神狼フェンリル。)
飼い犬がオレに飛びついて来て
ペロペロ顔を舐めてきた。
「よーし!よしよしよし。
久しいな、みんな元気そうだな」
モフモフするオレ
「バウバウ」嬉しがる飼い犬
すると
「お久しぶりですノーネーム様!」
獣人ワンもヘンテコなお面をして
こちらに来たのだった。
「お前も久しいな。元気だったか?」
獣人ワンはここで拾った。
冒険者が奴隷ではない獣人ワンを
疎ましく思い殺す予定で森に
連れて来たみたいだ。
囮にされ死にそうなとこを飼い犬が
みつけ救助した。
「はい、もちろんです。あ!」と
獣人ワンもいそいそと服を脱ぎ始め全裸になる。
お尻にある尻尾やケモミミが可愛いが
なぜ全裸に? まあいいか。
「ノーネーム様。また謁見の間に
よろしいでしょうか? ノーネーム様を
知らない構成員がまた増えまして…」
獣人ワン
「ああ…案内せよ。」
オレが建てたログハウスの横に豪華な
建物がある。その中に
謁見の間がある
今その玉座に座ってる絶賛全裸中なオレ
ちなみに自分が全裸と気づいてない。
「ノーネーム様。新たに構成員が50名に増え
皆ノーネーム様に絶対なる忠誠を誓う者です!」
全裸で平伏する獣人ワン
全裸で平伏する鬼人オニ
全裸で平伏するエルフミミ
同じく伏せして頭を地面につける飼い犬
飼い犬は元々全裸。
あとは、まわりにエキストラが50人くらい。
皆が全裸で平伏していた。
なに?全裸教?? 女性しかいないからいいが…
オレは男なのだが…大丈夫なのか?
眼福だが50人全員全裸となるとちょっと怖い…
とりあえず最初が肝心だ!威厳を見せたい!
というかカッコつけたい!
「面をあげよ!!!!」覇気を出し
偉そうに言うオレ
まあ元王子だし偉ぶるのは慣れてる。
漆黒の波動もついでに出し
押しつぶす感覚を味わせた。
誰も言葉も発さないし顔をあげれない…
覇気や漆黒の波動を消し
次は優しく
「面をあげていいよ。」
「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」
一同
「ワン!」飼い犬
飼い犬、対言葉理解してるよな?
「皆よく集まってくれた。して…
なぜ服を着ていない?」
「はっ!ノーネーム様が全裸でございますから。
ウチ達もと!ここにはノーネーム様以外
獣人、亜人しかおらず、皆身体的特徴があり
それで差別、迫害されておりました。
ですがノーネーム様はここでは関係ないと
そう仰れているのですよね?
なので自信をもってここでは全裸で
過ごします!!」獣人ワン
え? あ!!オレ全裸やんけ?!
そういえば露天風呂入ったまま
そのまま転移してきたんだった。
聖女と厨二病メイドにセクハラするのに
夢中になりすぎてた…。
ヤバイ…このままだと変な宗教、
全裸教になっちゃうやんけ!
「あー、そうだな…よくわかったな!
ここでは差別、迫害、偏見、他者を虐げたり
見下したりはオレが許さない!
だが、全裸は今回だけだ!
皆の覚悟がもう見れたからな。さあ皆服を着よう!
風邪を引いたら事だしな!
ついでにオレの服もなんか頼む!」
「はっ!」頭を下げる獣人ワン
皆服を着て
オレも獣人ワンに着せてもらった。
ふーなんとか誤魔化せたか…
「ノーネーム様のおチカラになるべく、
同じく名も居るべき場所のない虐げられた者
をまた集め構成員として育てておりました!
中でも成績上位1名、組織に貢献した者に
ノーネーム様からお褒めの言を頂けたらと。」
獣人ワン
そういえばなにをする組織なんだろう?
前回も聞いてなかったな。
後で聞こう。
とりあえず一人を褒めればいいんだっけ?
「その者よ、オレの元に来い!」
「ニャん!」
オレの足元まで来て平伏する。
前回悪党侯爵から助けた幼い猫人だった。
酷い仕打ちを受け死にたがってたが、
無責任にオレが助けた。
1日だけ生きてとオレは懇願し
死に際が見たくなく獣人ワンに丸投げしてた。
エキストラ50人の中に埋もれてたから
気がつかなかった。
もう自害したと、てっきり思ってたから
凄く嬉しい!!
オレが無理やり生かしたのが間違いでは
なかったと証明されたかのようだ。
たまたまかも知れないがやはりすごく嬉しい!
抱きしめたいがここは公の場だ…。
我慢し威厳をみせるのが正解だ!
「よくやった! 褒美は… そうだな…
お前はノーネーム 猫人ニャンコ
と偽りの名を名乗ることを許す!」
なんの功績を褒めてるかさっぱりわからないが…
と思うオレ
「ありがたき幸せニャん!」
あたまを地面にゴンッと鳴らした
猫人ニャンコ
「これからも励め…これをくれてやる。」
とまた幼少のときに屋台で買った
ヘンテコなお面を渡した。
何してるかは知らないが顔バレはしないでね。
と思ったオレ。オレもバレたらまずいから
両手でお面を受けとりすぐ
顔に付けたドヤ顔の猫人ニャンコ。
周りのエキストラから大歓声と羨む声があがる。
ちなみにノーネーム様からお面を下賜された者は
幹部扱いになるという暗黙のルールがある。
ま、マジかよ…やっぱりこんなお面がみんな
ほしいんだ…。まぁ、みんな奴隷だし
お祭りとか行ったことないんだろうな…。
「各員も、それに見合う働きに期待している。
ではな。」
とカッコつけてわざわざ
隣の自室ログハウスへ転移したノーネームのオレ。
カッコよく退場出来て満足。
が、見合う働きに期待ってそもそも何してる
組織か知らんし、さっきも何の功績を
褒めたのやら…
またもや何も知らないオレだった…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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