第15話
エリクサーの瓶が割れ
バラバラになりこぼれる。
世界に存在するかも疑わしいと言われている
神秘の秘薬 万能薬 エリクサー。
一本浴びる または飲めば健康体
致命傷や欠損、生きてさえいれば
死の淵から生還出来ると言われる神の秘薬
それをチンピラリーダーとギルドマスターのまえで ワザと落とし割った黒騎士ことオレは
「ギルドマスターとやら、案内ご苦労。
この歓迎楽しめたぞ!!」
そう言った。
皮肉なのか…
元々少ない髪が
さらさらと床に落ちていくのがわかる
ギルドマスターのわたし。
「あ、あの、その…」
本当にすれ違い 勘違い ギルドの受付女性と
わたしのラーイン誤字からの
解釈ちがいだっだ…
今さら弁明しても後の祭りだ…
もう関係の修復は無理だろう…
言葉がうまくでないわたし…
そう思ってるうちに
「またな」
といい黒騎士殿は目の前から消えた
助かった… 命だけは…
いやギルド職員も全員無事だ
なぜ?勘違いだけど敵対行動をしても許されたか
疑問だったが…
考える余力もなく わたしは気を失った
そしてもともと少なかった髪も全て…
時は少しさかのぼり
SNSやユーツーブーには黒騎士の
竜騎士姿が拡散されていた。
以前黒騎士がダンジョンで助けた
聖女含む勇者パーティーもみんな見ていた。
「すげーな黒騎士さん
ドラゴンに騎乗しながら登場ってよ。
飼いならしてる感じだなあ」とタンク
「ふん、なんかインチキって噂もあるけど!
なにせ表舞台に出て来れない素性が
分からないやつだから」と不機嫌な勇者
「もう黒騎士様を悪く言わないでよ」
せっかくカッコいい姿をみて
テンション上がってたのに…
これを口に出したら拗れるから敢えて言わない聖女
「信じたい人だけが信じたらいい」
と一言冷めた言葉を発した魔法少女だが
「あれ…そのマント」
魔法少女ちゃんの白マントが黒に変わってる
気づく聖女。
いや、悪魔の炎で焦げたから衣装が
変わるのはわかるが、かなりデカい黒マント…
あ!黒騎士様が被せてくれたマントだ!
それに気付いた聖女
「ねえ、そのマントいいなあ。
ちょっとよく見せて!」
「やだ」拒む魔法少女
「お願い!!」
「親友のお願いでもだめ」
「えー、けち!」
聖女と魔法少女がキャピキャピし合ってた。
興味無さそうにしてしっかりファンだった
魔法少女。
まあ無理もない、命が助かっても火傷で一生ベッド
それどころか、火傷の顔にも向き合わないと
いけない…
そんな絶望から全て救ってくれたのが
黒騎士だった。
あまり感情を表に出すことが無い魔法少女も
今日は黒騎士中心の話題ばかり。
また黒騎士が姿を現したからか
ご機嫌がわかるほどだった。
すると聖女の携帯に電話がなる
「パパからだ!」
総理の父から電話だ
「もしもし、黒騎士殿はいまギルド本部に
ギルドマスターといるみたいだ
パパはお礼を言いに行くけど
一緒にくるかい?」
娘に甘々な、総理
「うん、いくいく、
パーティールームにいるから迎えきて!
あ、みんなもいくよね?」
とみんなに電話しながら訪ねる聖女
「お、みたいぜ黒騎士さんとドラゴン!」タンク
「絶対いく」魔法少女
「いや僕はいいよ…」と勇者
「え、なんで?」と聖女
「だからいってるだろ!素性を隠してる
怪しいやつだし、いろいろ疑わしいし!
皆騙されてるって!
あの悪魔も実際僕の聖剣で足を両断しただろ
そのあと僕に、勝てないと踏んだ悪魔が
催眠系の魔法に切り替えたんだよ!」
イラつきながら勇者が言う。
けどきっちり動画の生配信されていたのだ。
勇者が両断したのではなく
悪魔が聖剣を折ろうとに持ち、
自らの膝小僧で叩き折ろうとしたら
自分の足が切れただ自爆したのだと。
ただその正論で話を返したら余計に拗れるからと皆、わかってるから無駄な反論はせず、
「わかった、ただパパが行くからわたしはいくね」
と聖女
「ドラゴンみてくるぜ」とタンク
「…」
ただ黒騎士のマントを抱きしめてる魔法少女
みんな行ってしまったパーティールームに
一人残る勇者
「くそ、許さないぞ黒騎士! いやあいつは
ペテン悪魔だ!」と怒りをあらわにしていた。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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