第40話
総理から貰った別荘
とセットで付いてきた厨二病メイド
重度厨二病患者だった。
魔法陣やらなんやら…
あかん…
その設定にどのくらいオレは
付き合わされるのだろうか…
確か厨二病患者は否定したり理論的な論破をしたら精神が崩壊するって
パパンの禁書で読んだ記憶がある
ずっとその設定に付き合わせるとか
せっかくの家出用別荘なのに気が全然休まらない
申し訳ないが…
「申し訳ございません…
わたしは必要なかったでしょうか?」
オレが悩んでるのが、ばれたのか!
目を涙でうるうるし上目遣いしてきた。
まるで捨てられる寸前の子犬のようだ
「クッ……」
たしか自宅の王宮 メイド長を
含むメイド隊もこんな
感じで行く宛がないと
オレに涙ながら懇願し訴えかけてきたのを
思いだした。
「いや…ただ…、一つ問いたい…」
「なんなりと」
「暗殺の技能はあるか?」
「さすがご主人様でごさいますり
ご慧眼には恐れ入ります。」
スカートをちょっとめくってみせる厨二病メイド
あ、白のパンティとガーターベルトが見え…ドキッ
って違う違う 太ももに暗器をしのばせていた。
王宮のメイド隊と一緒やんけー!!
なに?メイドって暗殺者しかなれないの?
なんで? 誰か教えて? 普通のメイドはいないの?
家事 身のまわりの仕事って実はサブ??
「ではご主人様の身のまわりのお世話を
させて頂いてもよろしいでしょうか?」
もうだめだ… 諦めたオレ
「あ、ああ…ただわたしはやることがあり忙しい!
基本的に構ってやれないがいいか?」
「はい!末永くよろしくお願いします
ご主人様」 頭を下げ喜んだ声色で
そう言った厨二病メイド
まあ確かに可愛いが…
10万人中から選ばれた たった一人のメイド
が厨二病とはな…
どんな審査で最後まで残ったかすごく気になった
不正な気がした…
まあいいや!
「では案内せよ」オレ
「かしこまりました」厨二病メイド
まあ普通の高級旅館を改築してる感じ
露天風呂
大浴場
プール
食堂
トレーニングルー厶
訓練場
映画館
遊戯場
使用人部屋10室
来客用部屋10室
オレの部屋 露天風呂付
寝室
執務室
応接室
広い庭
足りなければ増築し、
施設を付け足すとのことだった。
いやいや暮らすのオレ一人だよね?
いや厨二病メイドは住込みで働くなら
二人になるのか…?
こんな広いのに…さすがにさみしくなるか?
ペットほしくなるなあ…
ん?ペット?
あ、パパンにドラゴン飼うのオッケー
もらってたのいま思い出した!
ドラゴンダンジョンに待機させたまんまだわ!
まあ待ても出来んペットなら、いらないし
とりあえず後で迎えにいこうと思ったオレ。
「ご主人様。 こちらのご自宅以外にございます、
所有敷地内にある離れの探索者パーティー施設があります。ご案内してもよろしいでしょうか?」
厨二病メイド
「うむ」
外にでたら広い庭
少し離れた場所に 高級マンションとビル
あれもくれるんか?
「こちらのマンションはもし、
ご主人様がパーティーを組まれる際
パーティーメンバーの宿泊施設
またはメンバーが自宅に使っていいように
とのことです。
一部屋で一般家族が住めるようになっております。
もちろんご主人様のご自宅にも来客用の
部屋はあり
それ以上の広さとなっております。」
厨二病メイド
え?オレパーティー組むの?
あ、でも総理に娘の
聖女とダンジョン同行って
言ってたから、そのパーティーが使いたいって
言ったらここを使えばいいのか!
「隣のビルがパーティーへ仕事の依頼をする受付 ご主人様へのアポイントなどを
申請する事務施設。
一般人が入れるギルドとなっております。」
なんか大掛かりになってきてる…
気の休まる 家出したときの別荘をもらう
気で来たのに
思ってたのとちょっと違う…
やっぱりいらないとか言える空気ではすでに
なくなっていたオレだった…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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