第112話

ウチは獣人のメス


本当は殺すために帰らずの森へと

おびき寄せられたと知った…。

裏切りどころではなかった…

それに復讐したウチ。


二人の冒険者を、殺害した!




「ウチはもう帰る場所はどこにも無い。

立派な犯罪者…だからまた帰らずの森に

戻りたいです。」






冒険者には冒険者の法律があり

どんな理由があっても殺害は立派な犯罪だ。




「それがお前の出した答えか?」

とオレは獣人のメスに問う


「はい」


「わかった。帰還する」



転移でオレ、獣人のメス、飼い犬

は帰らずの森 ログハウスへと

帰還した。



「いろいろありがとうございました。

答えがでました。」獣人のメス


「聞こう」


「ウチたち獣人はいつも虐げられてます。

他の種族なども…そういう虐げた奴らを

根絶やしにしたいです。」獣人のメス


めっちゃ過激になっとる…。

帰らずの森、サバイバル生活の影響か…


「だからここで鍛錬しながら

各国に行き虐げられてる獣人、亜人を救出

したり、虐げてるヤツは殺したいです。」


うん。勝手にしたら?

まあログハウスは貸してやるよ。


「わかった。」



「ウチもあなたと同じく

もう居場所も名前もない…。名前は元々奴隷

だったから…

きっと今頃は指名手配犯だし…

ここ帰らずの森だけがウチの居場所。」



「くくく、あはは

あーはっはっは!!!」爆笑するオレ



「…」


「いやいや!!

お前の覚悟をオレは見くびっていたよ!

まさかオレの行く道と同じとはな…。」

まあ虐げた奴を根絶やしはオレの考えとは

違うが、オレと同じく

名も居場所も無くなり 

だから偽りの自分となり生きていき、 

そしてそれで何を成すか…見てみたい!


「オレには名がもうない

だがら今後ノーネームと名乗ろう。

そしてお前はノーネームの獣人ワンだ。」



「ウチ、ノーネームの獣人ワン!!」


「これから偽りの名で好きにしたらいい。

ここも好きに使え!飼い犬は番犬として

ここに置いていく。ノーネームとしての活躍を、

いや、これからはオレと同じ道をいく

お前の行く末を見てみよう。美しき獣人ワンよ。」

オレから漆黒のオーラが出て

凄まじい圧力が、

獣人ワンと飼い犬にかかっていた。


「は、はい!!」

伏せの体制をし頭を地面につけた飼い犬と

獣人ワン


「これを渡しておく。

オレはもう行く…ではな。」

幼少の頃、屋台で買った

なんかヘンテコな

お面を二つ渡し 

日本へ転移したオレ。

顔バレしたらまずいからね!

何かするならバレないように!



「ノーネーム…名を持たない、

そしてこの世界に居場所がない者か…」

と言いながらヘンテコなお面を装着した獣人ワン

と飼い犬。



「う、ウチ頑張らないと…!あ、神狼様!

いや、飼い犬様!今後ともよろしくお願いします。

ウチもっと強くなりたいです! 

ノーネーム様はウチが何を成すか、

見てみたいと言われてました!」 

獣人だからか 飼い犬の神聖さには

すぐ気が付き、頭を下げた獣人ワン。


だが神狼様はこの帰らずの森

主は、ノーネーム様だと言った。

そして自分はノーネーム様の飼い犬だと。


ヘンテコなお面をした飼い犬は

ノーネーム様に獣人ワンの面倒を見るのと

ログハウスの番犬の任をもらっていた。




そしてこのノーネームなる

ヘンテコなお面をした者達が

組織として暗躍し、

各国を震撼させていくのは

もう少し先の話になる…


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m







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