第30話

ふう…

疲れたな…


いや肉体的には疲れてないんだが…

精神的に…


今からすぐパパン王と対戦するオレ。 

すべての世界

神の世界も含め一番強いらしい。 

まあオレは父親の厨二病を疑ってる。


けどこの武闘大会に出場だけで、

念願のカッコいい

野良ドラゴン飼っていいってさ!

やったね!


そして

今だ なんかビショビショ感のスポンサー

Yahoo! isekai

ロゴ入りの服 

いや乾いてるはずなんだが 

不快感がずっとある

着心地最悪だなコレ!




王宮魔法師団100人分デバフてんこもり

だとは知らずに

いまだ着せられている王子 





パパン王が降りて来た。

「息子よ 東国の姫はどうだった?」


「ん?美しかったよ、懸命なとこが」


「おお、そうかそうか」


「パパン!更に一つお願いが」


「よしよし聞いてやる!

どうせ東国の姫絡みであろう?」


「そ!食糧難で困ってるみたいでさ!

パパンに頼んで助けるって約束したんだ」


「わかった。それより

大会ルールは覚えておるな?」


「たしか最初は回避に徹して 

スポンサーアピール

あと、お遊戯だから、本気で戦わない」


「そうだ!お前は最初回避に徹しなさい!

反撃は…

そう一度だけ 時間内に一度だけだ!

お遊戯感覚のを一発な」


「わかった!」


「観客も審判もリポーターも静まりかえっとるな

アレではもう役に立たんな…」


「みんな、あのがんばり屋な少女…

雇われ姫役者に勝ってほしかったんだよ!」


「雇われ姫役者?」

(王子は東国の姫をパパン王が

雇った役者と思い込んでいる)


「うん!」




雇った記憶にないが…まあいい。

いま話が拗れたらたまらん! 集中せねば 

とパパン王は構える。



「まぁ、今は審判が使えんからな… 

では掛け声なしでいくぞ息子よ!」


「いつでも

(ドゴーーンっとパパン王が駆けてくる)

どうぞ」


ってパパン オレが言い終わるまえに来た!

不意打ちだ!

パパンの蹴りが来た 上段からだ! 

紙一重に余裕に避けるがパパンの影が伸びた 

ん?


影から魔道具が オレ目掛けに投擲された!

なんとなくみたことあるてを。 

あ、王宮宝物庫にあった短剣やら手裏剣だ!


それもついでに避ける 

数は多いけど余裕で捌ける。


なんか怪しいな… 

パパンの影の中にいるのは…

さてはメイド長だな!


影を踏みぬいたらメイド長は出てくるだろうが

確か1対1が大会ルールなはず…


パパンの不正がばれる!

さすがに身内の不正を公の場で 

オレが、ばらすわけにはいかない!

オレもパパン王のおかげで不正しまくりだから。


パパン打撃から二刀流に切り替えたら。

多分神器エクスカリバーとか

なんかそこらへんのやつ。


手数でせめてきたか…

「くっ!」ちょっと面倒くさいなあ!

つい、反射的にカウンターが

出そうになるオレだが…

いや、だめだ! ルール違反? 

いやパパンとの約束違反になる


まあちょっと集中したすぐ慣れた。

もう余裕だ

っと思ってたら


後方の空気の流れが変わるのを察知したオレ。

死角からだが

弾丸が飛んで来てるな… 

発射の音がまだこちらに伝わってないから

かなり遠距離から発射されてることがわかる。


音は空気の振動で伝わってくるから

音より速い弾丸だ 

目視せずに空気の流れをよんで弾丸をかわした

オレ。


するとパパン王の影の中から、さらに投擲が! 

上からはパパンの二本の剣なんちゃらカリバー

も来てる!

オレは振り子のよう躱し元の位置にもどる。


あ?!戻ったとき、オレは気付いた!

既に遠距離から二発目が発射されている?!


発射音はまだ伝わってきてない。

一発目と全く同じ軌道で二発目がもう来てる… 

まじかよ!…


一発目を

振り子のようにかわし元の位置に戻れば


全く同じ軌道の弾丸 二発目はあたる

空気の流れを読んだために二発目が無いと

決めつけたオレ。

ほかにもいくつも捌きながらだったから、

かなり油断した 余裕ぶっこきすぎたか…

集中も全くしてなかったし…


そうしてオレは産まれてはじめて被弾した。


そして たんっ!! たんっ!!て遅れて

発射音が会場に響いた。

 

− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m






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