俺の魂はお前らと共にある

俺の魂はお前らと共にあるー1

 俺たちが帰国してから2ヶ月。

当初は、ガリガリに痩せてはいたが、皆と話をしたり笑ったり、毎週外泊したりできていた。

まだまだいけるとか思っていた。


 今は、胃瘻のチューブが入り、痛みをモルヒネで抑え、その時だけ眠れる状態だ。

口数も少なく、ぐったりしていることが多くなった。


でも、あのタブレットだけは、いつも枕元にある。

俺は、いつも添い寝しながら、ロンドンの写真の説明をしていた。


 親父に何度も促され、俺も今は病院通いだ。


「頸椎ヘルニです。若いのに」

「しばらくは、リハビリと投薬で様子を見ましょう。」


これは、ロンドンの病院でも言われたことだ。


俺も、病院三昧だ。

そう言ったら、私はひとつ多いと、カーリーが自慢してくる。


 アメリカに留学していたすぐ下の弟の類が帰ってきた。

海も、毎週末帰ってくる。


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