Scream of No Name

欲望なの？愛なの？ー５

　ルーの手が、私の胸やお腹をまさぐる。

背中にキスをしながら。

吐息が漏れる。

　私のスウェットと下着が脱がされる。

うそ！私シラフだよ。

　ルーの手が、私の内腿を撫でる。

そして、その手が上がってくる。

「はぁ」

声が漏れる。

コイツ、我慢してるのか？

俺が勉強していたダイニングテーブルの真向かいの部屋で、他の男とヤッてる時は、もっと大きな声出してただろう。

カーリーを振り向かせて、キスをする。

そして、ソファに横たわらせる。

俺も脱ぎ捨てる。

そして、カーリーの中に入る。

ゆっくりと探るようにその中で動く。

カーリーは、目を閉じて、小さく喘ぐ。

何度も。

俺は、その耳元に囁く。

「カム！」

そんな声で、囁かないで！

「はぁ、はぁ・・・」

「はぁはっ・・・んっ、んっ、あっ」

2人でイッてしまった。

酒も入ってないのに！

ルーなのに！

シラフでの初体験。

しばらく、ソファで体を重ねて果てていた。

服を脱ぎ散らかしたまま、ベッドに行き、無言で見つめ合って、またキスをした。

抱き合ったまま、少し眠った。

真夜中に、体がピクっとなって目が覚めた。

ルーも、目を覚ました。

また、無言で見つめ合う。

そして、2回目に突入した。