欲望なの?愛なの?ー4
息ができない程のキス。
時々、息継ぎをする。
そして、また、お互いの唇や舌を貪る。
指が、髪や頬や背中を這い回る。
私、今、誰とキスしてるの?
カーリーが、両手で、俺の頬を髪を包み込む。
俺は、誰とキスしてる?
カーリーだぞ。
妹みたいな存在だぞ。
頬に首筋に、唇を這わせる。
シャツの中の温かい皮膚に、指で触れる。
ねぇ!
私たち、何やってるの?
どれくらい長い時間キスしてたのか。
キスでこんなに感じている。
「俺、お前とヤリたい」
「え!セックスしたいってこと?」
「嫌か?」
「もう戻れない」
俺は、立ち上がって、シャツを脱ぐ。
カーリーをソファから立たせて、シャツを脱がせる。
カーリーは、恥ずかしがって、俺に背を向ける。
見慣れた背中の大きな木のタトゥー。
カラフルなフィンチが3匹、その木に止まっている。
タトゥーを指でなぞると、カーリーの体がピクっと反応する。
唇と舌で、そのタトゥーを愛撫する。
カーリーは、
上を向いて、吐息を漏らす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます