欲望なの?愛なの?ー4

 息ができない程のキス。

時々、息継ぎをする。

そして、また、お互いの唇や舌を貪る。


指が、髪や頬や背中を這い回る。



私、今、誰とキスしてるの?


 

カーリーが、両手で、俺の頬を髪を包み込む。



俺は、誰とキスしてる?

カーリーだぞ。

妹みたいな存在だぞ。



頬に首筋に、唇を這わせる。

シャツの中の温かい皮膚に、指で触れる。



ねぇ!

私たち、何やってるの?



どれくらい長い時間キスしてたのか。

キスでこんなに感じている。



「俺、お前とヤリたい」


「え!セックスしたいってこと?」


「嫌か?」




「もう戻れない」



俺は、立ち上がって、シャツを脱ぐ。

カーリーをソファから立たせて、シャツを脱がせる。


カーリーは、恥ずかしがって、俺に背を向ける。

見慣れた背中の大きな木のタトゥー。

カラフルなフィンチが3匹、その木に止まっている。


タトゥーを指でなぞると、カーリーの体がピクっと反応する。


唇と舌で、そのタトゥーを愛撫する。


カーリーは、

上を向いて、吐息を漏らす。



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