俺の魂はお前らと共にあるー3

 類と海がそれぞれの大学に帰る前日、哲治さんが、家族で経営している居酒屋に、俺たち家族とぐっさんとカーリーを呼んでくれた。


 親父の思い出を、時には笑い、時には涙し語り合った。


 その後で、俺たちの話になった。


「お前ら、これからどうするんだ?」


「今は何も考えられない」

「ショウの状態もわからないし」


「まあ、今は休養の時だ」


「音楽辞めるなよ」

「まあ、言うまでもないけど」

「お前らは、音楽なしでは生きられないのはわかってるからな」

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