フランスへー4
パリ中心部にあるルーのアパルトマンはめちゃ広い。
私の部屋の4倍はある。
古いというか伝統的ともいえる調度品。
ケイトに用意してくれたベッドは、天蓋付きだ。
改めて、良いところのお坊ちゃまだということを思い知らされる。
もともとは、おばあさんが住んでいたということだ。
ケイトは走り回る。
何か壊してしまいそうで怖い。
「ごめん!俺は、仕事に戻らないといけないねん」
と言って、ルーとジェームズは出かけていった。
かわりに、ルーの秘書のサラが残ってくれた。
背が高く、スタイルも良く、ブルネットの髪をアップにしている、かなりの美人だ。
こんな女性達と一緒に仕事しているのに、浮かれてフランスまで来てしまった自分がバカみたいに感じた。
「何か必要な物があれば、買ってきますので、何でも言って下さいね」
英語ができるので、ありがたい。
今日は疲れているので、色々と買い物を頼んでしまった。
とにかく、着替えすらろくに持ってきていないのだから。
疲れとルーのいないことに、イライラして、吐き気さえする私。
ーKerlyー
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