ルーー2

 「サプラーイズ」

とか言ってくる。


「サプライズは嫌いなんだよ」

と言って、砂をかけてやる。


そんな私の手を取って、立ち上がらせると、両頬にキスをし、ハグをする。


「ヘイ!ケイト!覚えてる?」

と言って、両腕を差し出すと、ケイトは抱きついていった。


「私は最近忙しいんだよ。

家にいなかったら、どうするつもりだったんだよ?」


「電話すればいいやん」


見た目思いっきり外国人のルーは、関西弁だ。



 そんなルーは、ボスや黒川さんが日本に来ることができなくなってからも、何度か、私達の様子を見に来てくれている。

今回で、3回目だ。


 こんな私が、ケイトを抱えて、1人で生活しているのが心配なのか、必ず我が家に泊まっていく。


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