帰国〜八木
帰国〜八木ー1
ケイトもぐずり出し、カーリーは疲れ切っていて、一人では歩けない状態。
妹の果穂さんには申し訳ないが、どうしても後日また会える様に約束を取り付けたかったので、こんな時間になってしまったが、ホテルのバーに付き合ってもらった。
果穂さんはリンゴジュース、私はウイスキーをショットで、チーズの盛り合わせも注文する。
「こんな遅くに付き合っていただいて、本当に申し訳ありません。
1時間、いえ、30分でいいので、お付き合い下さい」
「わかりました」
「お姉さんに久しぶりに会われて、どうでしたか?」
「すっかり変わっていて、わからなかったです。最初は、男の人だと思いました」
「よく間違われます」
「そうなんですか?」
「あの成りですから」
「それと、もともと細身でしたけど、あんなに痩せていて驚きました。目に覇気もないし」
「少し体を壊してます」
「あのー!薬物とかではないですよね?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます