　泣きながら、ケイトと部屋に戻る。

泣いてばかりの私に、不安になったのか、ケイトも泣き出す。

気を取り直して、公園に行こうかと思ったら、計ったように、ショウくんのママが来た。

「泣いてばかりのママは嫌よね〜！

うち来て遊ぼうね！」

と言って、ケイトを誘ってくれた。

「カーリー！そんなに涙が出るのは、愛してるってことじゃない？

今日は思い切り泣きなさい」

と言って、ケイトの荷物をまとめて、また預かってくれた。

一日中泣いた。

どうして、こんなに涙が出るんだろう？

　涙が止まったタイミングで、ケイトを迎えに行く。

ショウくんが、　　

「今夜は一緒にいてやろうか？」

と言ってくれた。

果穂ちゃんも、レイちゃんも、言ってくれたが、断った。

ケイトと夕食を食べ、お風呂に入り、寝かしつける。

私も、ベッドに入る。

また涙がでる。

ルーがいなくなって、思い出すのは、

水族館や動物園、

ドライブやそり遊びをしたこと、

小さな露天風呂に2人で入ったこと、

そして、

いつも、一緒にいたこと。

これって、愛だったの？

愛してるってわかった時には、もういない。

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