姉妹の秘密ー6

 私は、森に行くのをやめた。

でも、いつも遊んでいたのに突然「行かない」と言い出した私を、男の子達は誘いに来る。

その度に、母は私の背中やお尻を棒のような物で叩く。


 台風が去ったある日の学校の帰り道、川が増水したままで、凄い勢いで流れている。

家に帰りたくない私は、橋の上からしばらくその流れを見ていた。


 私は、吸い込まれるように、その橋の上から飛び込んだ。

ところが、ランドセルを背負っている私は沈まない。

どんどん流されて行く。


 道路工事の作業をしていたおじさん達が、私を見つけて、助けてくれた。

救急車やパトカーが来て大騒ぎになった。

念の為病院に運ばれ、両親を呼ばれた。


目撃者もいなく、私も否定するので、事故扱いとなった。


母は、私を見るなり、私の頬に平手打ちをした。

それを見て、警察官が母を止めた。 


 その後も、胸が膨らみ始めた時、陰毛が生え出した時、生理が始まった時、

女性として体が成長する度に、

母は私を、気を失いそうになるほどブラシで打ちのめした。



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