欲望なの?愛なの?ー7

 「さあ!ご飯食べようね!」


と言って、ケイトをチャイルドチェアーに座らせる。

私は、着替えて、隣に座る。


ケイトにご飯を食べさせる事に夢中になって、私は自分の事は忘れてしまう。


そんな私の口の中に、ルーがトーストやチーズを放り込む。

昨日まで、それはいつもの風景だったのに、ルーの指が私の唇に触れるだけで、変な気分になってしまう。


 ルーが、私の唇についたジャムを拭って、私の口の中にその指を押し入れる。

2人で、潤んだ目で見つめ合う。 



テーブルの下では、足が絡み合う。


ルーが、ジャムの瓶から指ですくって、私の口元に持ってくる。

私は、それを舐める。


もう一度、ジャムの瓶に指を入れて、指を私に向けてくる。


その時、ケイトが、ルーの指にかぶりついた。



私は、再び我に返った。




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