強すぎる想いー6
話は、どうしてもルーの話題になる。
ルーは、私たちのMVを見て、自分のやりたいことが初めてできたと言っていたこと。
その為に、勉強して大学にまで行ったこと。
やっと軌道に乗り出した時に、
私は、その邪魔になりたくないと思ったこと。
それどころか協力しないといけないんじゃないかっていうこと。
泣くだけ泣いて、そう思えるようになったことを、2人に伝えた。
そして、2人に対する想いも伝えた。
私の想いは、2人には重すぎるのはわかってる。
今でも、なんでもするからって思っている。
もし、バンドとケイトどっちを取るなんて馬鹿な質問をしてくる奴がいたら、私は、もちろんケイトを取るって言う。
でもね、音楽がなくなった私は、モラルもなく、日常生活もまともに送れない、そんなママって、ケイトにとっていいことなの?
この私にできることは、全力で音楽やってる背中をみせることしかない。
そう思ってる。
そう言ったら、
「ふん!母は強しだな!」
と2人は言う。
「私のこと、一生面倒見てくれるって言ってくれたよね!嬉しかった。
でも、今はね、私も、レイちゃんとショウくんの面倒一生見てあげないとって思ってる」
そう言ったら、
「マジぶん殴りてー!」
そう言って、2人は怒った。
ーKerlyー
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