帰国〜ショウー7
レイちゃんやカーリー、それにスタジオハウスの仲間が、毎日のように会いに来てくれる。
俺の抜けたライブの練習が深夜まで続いている合間にだ。
俺は、そんな自分が情けなかった。
今やもう、ギターも弾けない役立たずだ。
ボスが、病院の近くにアパートを借りてくれた。
パパは、仕事があるので日本に帰ったが、ママは残ってくれた。
交代で、1日に何度も病院に会いに行く。
小さな哺乳瓶でミルクを飲ませたり、触れたり、そのうちに抱っこさせてもらえるようになった。
音は、順調に成長していくが、
唄は、なかなか管も外れない。
ミルクもなかなか上手く飲めない。
真澄の四十九日があけた頃、真澄ママから連絡があった。
「赤ちゃん達の面倒を見に行ってもいいかしら?」
2ヶ月が経っていた。
音が退院してきた。
俺と共に真澄ママと俺のママが、毎日交代で、病院にいる唄とアパートに帰って来た音の面倒を見る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます