控えメンバー

・その1

【キャラクター名】冷泉 雪都れいぜい ゆきと

【性別】男性

【年齢】24

【性格】超が付くほどの真面目人間

 生粋の日本人でありながら、武士と言うよりも騎士のような印象を受ける人物で、弱きを助け、強きを挫くのを常とする。秩序を重んじる性格だが、そこまで融通が利かないというわけではないらしく、配下の見習いたちに懐かれるのもまんざらではないようだ。が、恋愛方面は完全に朴念仁である。


【武器】素手

 雪都は武器を持っていない。彼の戦闘はすべて徒手空拳で行われる。


【特殊能力】

共振拳:

 共振現象を引き起こすパンチで物体を破壊する。直接殴っていないのに、硬いものも例外なく潰れ、人体は大ダメージを負う理不尽な技。


共振遠当て:

 手を振動させて一定の衝撃波を発し、共振現象で離れた場所にある物体を破壊する驚異的な技。距離に制限はないが、物体との間に何もないことが最低条件となる。


摩擦熱切断手刀:

 押し付けた手刀を高速で擦り付ける事で高周波を発生させ、分子レベルで対象を切断する恐ろしい技。


共振爆砕脚:

 蹴りを放った際の衝撃波で、敵の飛び道具を完全に相殺し、地面を穿てばクレーターが形成される。


二重反作用空歩術:

 小石程度のものであれば、それを足場に反発力を形成し、結果的に空中を歩くことが可能になる。


量子的負荷分散法:

 直接攻撃を受けた際、衝撃ベクトルを体内で変換し、体の外に逃がすかあるいは攻撃してきた相手に跳ね返す。


【容姿】

 青色の髪の毛に、すらりとした長身の偉丈夫で、かなりお堅く冷たい印象を受ける人物。名前も相まって、冷気攻撃を繰り出してきそうな雰囲気があり、実際彼が冷気攻撃を使ってくるだろうと予想した人間は8割以上に及ぶ。

 服装も青と白で統一されており、より一層冷たい印象を受ける。


 米津玄光斎直属の部下の一人であり、若くして日本が誇る退魔士組織で前線を担っていた精鋭。現在は、次世代の若者を退魔士に育てるための教官を務めている。

 冷泉家は幻術を得意とする家系だが、本人は家の方針に疑問を持っており、得意技を封印して自ら地獄の特訓を繰り返した。

 そうして得た戦い方は、ほかの退魔士にはない独特なものであり、今後の技術発展に大いに役立つと期待されている。


 半年ほど前に、配下の見習いたちと共に異世界に渡った経験を持つ。

 そのため、異世界を経験した数少ない人材として、今回の老夫婦の旅をバックアップすることとなった。



【セリフ候補】

「困った人がいる限り戦い続ける。それが、退魔士と言う仕事です」

「異世界とは実に興味深い。できればもっと話を聞かせてほしいものです」

「女性の心を読むことだけは、いまだに苦手で……」


【キャラ評価】

戦闘:★★

知略:★★★

悪巧:★★

機転:★★★


 非常に特殊な殴りキャラで、相手の間合いや距離を無視して強烈な打撃を与えてくる。

 パンチすれば直接当てなくても大ダメージ。射程は無限。キックすれば衝撃波が爆速で飛んでいく。さらに、謎の技術で空中を普通に歩くことができて、当たり前のように壁をすり抜ける。ダメージを与えたと思ったらダメージが逃がされていてまともに損害を与えられない。そんなキャラ。

 雪都が言うには「これらはすべて科学的見地から合理的に放たれるごく普通の攻撃であり、その気になればだれでも習得できる」とのことだが、実際のところはインチキしているようにしか見えない。

 大きな欠点として、彼の攻撃のほぼすべてが単体技なので、広範囲を薙ぎ払う能力に欠けるということがあげられる。



【オーバードライブ】

「君の望みは……? わかった、君の勝ちでいい」


邯鄲の夢:

 対戦相手に対し、その人物が望む結果をありのままに見せる幻術。

 人間と言うのは、自分に都合のいい情報は無条件に信じてしまいがちなものだ。

 勝利への欲望が強ければ、相手の思う通りに物事が進んで勝利する幻が展開されたり、雪都の死を望めば、相手が望む死にざまが幻の中で展開される。特に、自分の力に絶対の自信を持っている者や、欲深い人物には効き目が強い。

 だが、幻を見せられている間は完全に無防備になってしまい、その間に雪都は好き勝手出来る。

 幸運にも幻を見破れたとしても、その次の幻がすぐに始まることになり、次第に幻術と現実の区別があいまいになっていってしまう。


オーバードライブ時のデメリット:

 デメリットなし



・その2


【キャラクター名】長曾祢 要ながそね かなめ

【性別】女性

【年齢】22

【性格】とても献身的な性格

 冷泉雪都の部下。

 若干控えめで内向的だが、ここぞという時には積極的に動いていく、縁の下の力持ち的存在。

 かつては自分自身に自信が持てないでいたが、雪都との出会いがきっかけで、それなりに芯の強い性格となった。


【武器】事象崩壊札

 呪文が書かれた札に神気を込め、そこから弾速がやや遅い紫色の光球を発射する。この光球には無機物を分解する作用があり、主に相手の装甲を引っぺがすのに用いる。もし素肌に当たると骨にダメージが浸透し、体の内側から激痛が走る。

 また、術による結界を破壊する作用もあり、バリアーなどは強制的に消滅させられてしまう。


【特殊能力】

反重力跳躍:

 重力のベクトルを操作することで、任意の方向に大ジャンプすることができるほか、勢いをつけて体当たりすることもできる。空中で摩訶不思議な軌道で飛び回るため、初見だと世界がバグっているのかと疑いたくなる。


斥力の盾:

 自分の前方に強力な斥力空間を展開し、飛び道具をはじき返すほか、効果範囲内なら敵もそのまま吹っ飛ばせる。ダメージはほとんどない。


暗黒重力弾:

 術札からサッカーボール大の黒い光弾を繰り出し、直撃した場所の重力を一時的に増大させる。人間ならその場で動けなくなるほどの負荷がかかり、場合によっては呼吸が止まる。重いものは自重で潰れる。


ニュートンランス:

 重力操作による空間膨張が、鋭い槍の形となって対象を貫く。一本しか展開できないもののその威力は驚異的で、対象を空間ごと押しつぶす。


【容姿】

 セミロングの茶髪、どこか愁いを帯びた表情のある女性。見習いたちに比べると、ぱっと見の外見特徴が少なくて地味なように見えるが、しぐさがどことなく色っぽくも感じる。

 戦闘の際も普段と変わらないOLスーツに身を包んでおり、見た目は完全に一般人そのものであるため、かなり弱そうに見える。


 4年前に退魔士になったばかりで、実戦経験もぎりぎりあるかどうかというかなり微妙な時代を生きた人物。一応先祖に退魔士がいるのだが、生まれたときにはいたって普通の家庭で、退魔士になることは全く考えていなかったのだが、政府のなりふり構わない退魔士育成計画により、適性があると認められ、退魔士の道を進まされたという過去があり、自分の意志で退魔士になったわけではなかった。


 野心も少なく目立たない存在だったため、いずれは退役する予定であったが、冷泉 雪都の直属になってから交流を重ねるうちに、すっかり彼に心酔してしまい、その勢いのまま退魔士としての能力も一気に開花。気が付けば、国内の退魔士でも屈指の凶悪な能力を身に着けるに至った。


 戦場に出なくなった後も、上層部を脅迫してまで雪都の下への配属を希望し、現在は専属秘書のような立場にある。そして、いずれは永久就職をもくろんでいる。


【セリフ候補】

「アレンジ料理が流行っていますが、やはり奇をてらわないお料理が一番おいしいんですよ」

「雪都さんの傍にいられるだけで、私は幸せなんです。」

「体が重いでしょう? 私が少し力を強めるだけで、もっと重くなりますからね」


【キャラ評価】

戦闘:★★★

知略:★★

悪巧:★

機転:★★★


 特殊能力が極悪であり、使い勝手で言えば主人公夫妻をも上回る可能性がある。

 ただしその反動が大きいのか、長時間戦うと彼女は疲れ果ててしまう。


【オーバードライブ】

「私の未来のために、犠牲になってください」


抱擁の黒天宮:

 重力操作術のリミッターを解除し、最大700倍の範囲で重力を操る。

 ここまで大規模に重力をいじると空間がゆがみ、すべての物体は自重に耐えられず崩壊する。

 しかしもっと恐ろしいのは反重力で、異世界に高度の上限がなければ、周囲の物を丸ごと空のかなたまで吹っ飛ばす。


オーバードライブ時のデメリット:

 体力の消耗が激しいため、1時間以上使うと過労死の危険が出てくる。




・メタ情報

 前回の自主企画に出てきた大人二人組。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354055352339386

 学生たちは今回は参戦していない。


 基本的に彼ら二人は後方待機組であり、よほどのことがない限りは物語上の戦いに加わることはない。

 逆に、ほかの人の手伝いはしてくれるので、もしほかの人の主人公を使ってみたいということがあれば、この二人の利用を許可します。

 …………結構使いづらい能力を持つキャラではありますが。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る