第216話 それは仕方ない

 とにかく暑い…チョビさん限界である。

 家のアチコチで涼しい場所を探すが、今一つ満足できない。

『ニーーートーーーー!! 暑いーーーー!!』


 そこらじゅうで鳴き喚く。


 なんだかんだでリビングへ戻ってきて、ゴロンと横になる。

 先ほどまで冷房を効かせていたので、涼しいのだが…


 窓から日が差してきた。

「やっと静かに寝付いたのに…」

 じわじわ差し込む日が伸びてくる…

「あぁ、チョビさんの背中に…」


 しばらくして、グググググッと寝苦しそうな声が漏れるチョビさん。

『ニーーートーーーーー!! 暑いーーーー!!』


「あぁ…起きてしまった…」

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