第91話 なぜに踏むのか

 夜中、チョビさんが騒ぎ出す。

 眠るときには必ず、部屋に入る前にひと鳴き

『ニート』

 そしてベッドに飛び乗り…なぜか僕の身体を踏みつけてから眠る。

 しばらくすると起きて、また僕の身体を踏みつけて、どこかに行く。


 クロさんは、僕の顔の前でひと鳴きしてから布団へ潜り込む。


 なぜ…黙って眠らないのか…。

 きっと今夜も僕は踏まれるのだろう。

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