第289話 なに?
フィギュアを整理していた。
手が滑ってポロッとパーツが落ちる。
コトン…
フローリングの床に軽い音が響く、ソファで寝てたチョビさん
『なに?』
僕がソファをどかして探していると、
『ニート、なに?』
チョビさんが寄ってくる。
『なに?』
『ニートなに?』
僕の顔の前にヌッと顔をだす。
「チョビさん…ちょっとどいて」
『ニート』
自分の鼻を僕の鼻にチョンッと当てる。
「うん…おはよう」
『ニートー』
ソファの隙間から僕を覗いたり、僕の背中に乗ってみたり…
『ニート、今日は何してるの?』
どうも床に張り付くようにして部品を探す僕が面白いらしい。
目線が同じで嬉しいようだ。
「ところで…邪魔なんですけど…」
『なに?』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます