第78話 チョビさんマイブーム

 寒くなると、僕はローブのような部屋着を着ている。

 裾を引きずるくらい長い部屋着。

 チョビさんは、そこに前足を引っかけてズリズリ引っ張られたり、時には裾にチョコンと座って移動しようとする。

『止まったら殺す』

 なんだろう背中に視線を感じるわけだが…。

『どうした?ニート、早く歩け』

 鳴いて急かすのだが…階段はどうするつもりなんだいチョビさん。


 そしてホコリまみれになるので、毛づくろいが忙しそうだ。

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