第44話 ちょっと触れる

少し朝方が冷えてきた。

昨夜、友人と会っていて普段より遅く起きた。

気付けば、足元にチョビさんが寝ている。

前足をチョコンと僕の足首に置いて眠る。


少し足を動かすと、ゆっくりと目を開ける。

『どっか行くの?』


「どこにも行かないよ…」

今日は、もう少し…眠ろう。

『ニート…だもんな』

「うん…自由業だからね」

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