第95話 チョビさんキレる

 昼過ぎから目覚めたチョビさん。

 雨なのに、お外に行きた過ぎて鳴きまくる。

『ニート!! 寝てる場合じゃないよ!! ニート!! 外に行こうよ!!』

「チョビさん、よく見てごらん雨ですよ…」

 今日に限ってあきらめが悪い。


 夕刻、バイトの準備を始めていると…。

 大声でチョビさんが喚いた。

『ニート!!!!!!!! それを着ているということはーーーーーしばらく戻らないということかーーーー!!!!』


 壁紙をバリバリバリバリ引っ掻きながら、こっちを睨んで鳴いている。

「クロさん…行ってくるから」

「ブニャッ」

 変な鳴き声で玄関で見送るクロさん。

『帰ってくるな!! バカニート!!』

 2階で鳴き喚くチョビさん。


 とりあえずチーカマ買って帰ろうと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る