第101話 閉じ込めたった…

 クローゼットを開けた、冬物を手前に出したり整理していた。

 2つの部屋のクローゼットを行き来していた…それがいけなかった。


 パタンと閉じて、1時間。


『ニートー…ニートー…』

 どこか遠くからチョビさんの呼ぶ声がする。

 姿は見えない。

 ガリガリガリガリ…

 どこかで壁を引っ掻いている。

 はっ!! 

 クローゼットを開けると、チョビさんが飛び出してきた。

『ニートー!!!!!!!!!! 貴様!!!!!!!!!!!』

 怒ってリビングの壁を引っ掻きまくる。


 クローゼットを探検中だったようだ。

 暴れたのだろう…コートがボロボロになっていた…。

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