第102話 気に入ったのか?

 チョビさん…クローゼットが気になるようだ。

 開けると走ってくるし…閉まっていても、クローゼットの前で座っている。

「気にいったのかい?」

「ンニャ?」


 カタリと開けると、ソロリソロリと入って行く。

 時折、コチラを確認するのは、閉じ込められた感が拭いきれてないのだろう。


『ニート…いる?』

 確認するように鳴く。

「いるよ…」

『ニート…暗くしない?』

「しないよ…」


 チョビさん…だからって服を引っ掻いていいわけじゃないから…。

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