第55話 シャワー

「どうしたの?チョビさん」

 珍しくシャワールームに付いてくるチョビさん。

 バスタブの隅に、ちょこんと座る。

 洗面器に溜まったお湯をチョンと突いて、前足をプルプルする。

 洗ってみようかな…シャワーを向けると警戒する。

 洗面器のお湯をピチャピチャと舐めるチョビさん。

「お姉さんも…そうやって飲んでいたよ覚えてる?」

 飽きたのか、フイッと出ていくチョビさん

『オマエ…風呂掃除好きなんだな…家でもバイトでも』


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る