第121話 風呂場の中心で何か叫ぶ

『ニートーーーーー!!』

 何処からかチョビさんが叫んでいる。

 下に降りると、風呂場で何かバタバタしている。

「また落ちたのか…」

 なぜに風呂が嫌いなのに、風呂場に入るのか?

 そして、幾度となく浴槽に落ちるのか?


 ジャンプして上がれそうなものだが…。

 どうも滑って落ちた場所へ(浴槽の淵)に不信感があるようで、落ちると叫ぶという困ったパターン。


 換気でドアを開けておくと、プラーッと入ってウロウロする。

 浴槽の淵に乗り損ねて落ちる、そして叫ぶ。

『ニートーーーーー!! 助けて下さーーーーい!!』


 感動できねぇ…。

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