第269話 クロさんに玩具を買う

「クロさん…新しい玩具ですよ」


 どうもヒモが気にいらないクロさんに、新しい玩具を購入した。

 ネズミの玩具と猫じゃらしだ。

「シンプルで行こう」


 ネズミの玩具をカシカシしてみるクロさん

『よし、ニート、パスだ』

 ピシッと弾いてクロさんの前へネズミを走らせる

 パシン!!

 クロさんキャッチする。

 黒目がギュルッと大きくなる、イェーガーモードへ移行したのだ。

『よし、もう一度!!』

 幾度か繰り返し…

「クロさん、走ってキャッチだ」

 僕が部屋の隅へネズミを走らせる…壁にカツンッと当たる…クロさん?

『ニート…パスミスだ…』


 クロさん…走らない…

 丸くなって待つのみ、目の前にネズミを走らせないとパシンしない…

 クロさんのイェーガースタイルは待ちでした…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る