第270話 やはりダメなのか

 チョビさん…ネズミの玩具は気にいったようだ。

『よし、ニート来い』

 ネズミの玩具、通称『ネズネズ』をフローリングの床に滑らせる。

 カシカシ…ワシャワシャ…

 走って捕まえてテシテシと遊ぶチョビさん

『ニート…動かなくなったよ』

 もう一度滑らせる

 走って追いかける。


『ニート、もう一回』


 クロさんもチョビさんも、結局、一人では遊ばない。

 そして2人では決して遊ばない。


「困った…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る