第152話 寒いから

 チョビさん、この1週間ずっと離れない。

『ニート…寒い』

 布団に潜り込んでピトッとくっついて眠る。


 不思議とチョビさんが隣で寝てると夢を視ない。


 チョビさんは眠れているのかな?

「ずっと傍にいておくれ」


 丸まったり、伸びてみたり、小さな身体を押し付けて眠る。

 僕の腕を枕に使って、ただただ眠る。

 それだけでいい。

 それだけで僕は、少し安心して眠れているのかもしれない。

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