第285話 これはいかん

 寒い日、暖房の効いた部屋でアイスを食べる。

 冬のアイスは夏とは違う。

 なんか贅沢な気持ちになれる。

 あずきバー…夏でも冬でもクソ硬い。


『ニート…何を食べてるのかね?』

 クロさんが僕の腹の上でジーッとアイスを見ている。

「食べてみる?」

 試しにあずきバーをクロさんの口に近づけてみる。

『ニート…なんか冷たい…』

 悩んでいるクロさん。

 チロッと舌で舐めてみた。

 ビクッと身体が強張って…

『ニート!! これはいかん』


 冷たすぎたようだ…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る