第175話 イジケル
留守番を言いつかったチョビさん。
『僕も行くんだ!! 僕も行くんだ!!』
両親も出かける、私もバイトに行く、慌ただしく皆が動く。
チョビさんも慌ただしくウロウロしている。
「じゃあ行くからね、クロさん、チョビさん」
玄関でチョビさんが鳴き喚く。
『話が違う!! ニーーーートーーーー』
夕方帰宅してもチョビさんが走ってこない。
真っ暗なリビングのソファで丸くなってふて腐れているチョビさん。
『おかえりしない』
尻尾をバシバシと叩きつけ、遺憾の意を表明している。
でも、眠る頃にはヒョイッと布団の上で丸まるチョビさん。
「おやすみ…休みには庭で遊ぼうね」
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