第164話 ベランダ

 天気がよくなった。

 クロさんがベランダの窓を引っ掻く

『ニート、開けてくれ』

 クロさんはベランダに陽が当たる春が好きだ。

 ベランダで大きなアクビをする。

 クロさんお気に入りのクッションをベランダへ置く

『ニート、すまんね』

 ボフッとクッションに丸まり、そのまま眠る。


『ニート、僕も』

 チョビさんもクロさんの隣で眠ろうとするが、どうにも落ち着かないようで結局、僕のベッドの上で眠る。


 もうすぐクロさん、腹を出して眠れる季節がやってくる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る