第135話 起きたら呼ぶ

『ニートー』

 寝て起きると、とりあえず僕を探す。

 風呂に入っていれば、ドアの前でひたすら鳴く。

 特に用事は無い。

 トイレの中まで付いてくる。

『ニートー』

 タカタカ…タカタカ…。

 着いてくる。

 僕が部屋に戻ると、どこかに行く。

『じゃあね』


 なんか黒ねこ姉さんみたいだ…。

 姉さんも、風呂場に着いてきて洗面器からお湯を舐めて。

 僕が部屋に戻って寝るまで着いてきた。


 チョビさんも、なんか心配なのかもしれない。

 でも、寝ていると身体の上に乗ってきて遊んでいる。

 その姿を見ると、そうでもないのかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る