第82話 鼻が…

「鼻がムズムズする…チョビさん」

 グルグル…グルグルと喉を鳴らして顔にスリスリ…スリスリ。

『ニート…僕の…ニート…僕の』


 ちなみにクロさんは、自分の額をゴンッと僕の鼻にぶつけてグリグリ~と…。

「クロさん…地味に痛い…」

『ニート…僕の…ニート…僕の』


 僕はキミ達のなんなのだろう?


 キミ達は僕の生きる理由…僕は…キミ達の…。


 涙が溢れて…鼻をかんだら、長~いチョビさんの毛が出てきた。

「これか…ムズムズの原因は…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る