第148話 今日は左

 20時間ぶりに帰宅した。

 深夜から降り続く雪、吹き荒ぶ風のなか、1人で8時間…地獄のようだった。


 ヘトヘトになって帰宅する。

 身体中が痛いベッドに横になると

『ニーーーーートーーーー』

 チョビさんが走ってくる。

『寝るの?』

「寝るよ」

『僕も』

 布団をまくると、ウロウロと悩む、身体の上に乗ってアチコチ動くチョビさん。

『コッチにする』


 今日は左側で眠るようだ。

 どっちの腕もパンパンに張って痛いから、どっちでもいいけど。

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