第177話 ふて寝

『ニーーートーーーー、晴れてるよーーーー』

 朝からチョビさんが鳴き喚く。

 昼夜逆転している僕にとって、皆が働きはじめる頃が睡眠時間なのだ。

 チョビさんは深夜も元気に走り回る。

 朝は遅い。

 最近は暖かくなってきたせいか、昼寝の場所は涼しい所を好むようだ。

 外に連れてってもらえないと悟ると、リビングのソファにゴロンと横になる。


 寝る場所は様々だが…ふて寝の場所は決まっているらしい。

 うっすら目を開けて、じっと僕を見ている。

『ニート、僕、怒ってるからね』

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