第280話 トランクルーム

『ニート、ココいいね』

 僕の車のトランクが気にいったチョビさん。

 冬の日差しがスモークガラスに差し込んで、程よく暖かい。

「掃除の邪魔だな…チョビさん」

 掃除してるのに、まさか汚されるとはね…恐れ入るよホント…


『そんなにいいのか?ニート、どれ俺も…』


 クロさんまで乗り込んできて、並んでポケーッとしている。


「猫は日向が似合う」


 迷惑だが、何も無い静かな日曜の午後。


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