第146話 食事のときは

 クロさん、ご飯を食べてるときは隣に座る。

 黙ってドカッと座って大人しく待つ。

『ニート、焼き魚は無いか?』

「クロさん、今日は揚げ物ばっかです」

『そうか…』

 食べ終わるまで隣で座って待つ。

『ニート…言いつつも?』

「魚は無いですよクロさん」

『そうか・・・だが、無いからの~』

「無いです」


『明日は焼き鮭がいいな…ニート』


 その日を待ち続けるクロさん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る