第185話 眠りを妨げしモノ

 チョビさんは僕のベッドの中央を昼寝の場所と決めている。

 今日もベッドの中央へ、わざわざ僕の身体を踏みつけながら移動してくる。

『ニート、僕来たよ』

 わざわざ鳴いて、踏んで、僕を起こしてから自分は昼寝にはいる。


 家の隣、道路の舗装工事のため、工事車両が通る。

 ガタガタと家を揺らしてくるわけだが、チョビさんは、これが大嫌い。

 薄く目を開けて、窓を睨む。

『うるさいなー!!』

 とても機嫌が悪くなる。


 夕方、静かになると、スヤスヤと眠る。

 なんなら腹を出して大の字?で眠る。


 チョビさんが爆睡絶好調な頃、クロさんがベッドの下から這い出してくる。

『やれやれ、やっと静かになったなニート』


 クロさん、いつから隠れていたんだか…。

『とりあえずブラッシングだニート』

 ゴロンと横になって、ブナーッと鳴く。

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