第210話 結局戻ってくるんだね

 2日ほど、チョビさんは僕のベッドで眠らずに別の場所で寝ていたらしい。

『ニート、僕、帰ってきたよ』

 部屋の前で、ひと鳴きして入ってくる。

 トスンッとベッドに飛び乗って、僕の身体を踏みながら足元へ移動する。

『今日はココで寝るよ』


 アゴをチョンッと足首に乗っけて眠る。

 生暖かい感触、蒸し暑い夜。


 それでも、なんだかホッとする僕がいる。

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