第97話 モーニングコール

 チョビさんはどこで寝ていても起きれば、ひと鳴きする。

 寝ぼけながらも部屋に来て、大声で鳴く。

 寒ければ布団へ潜り、暑ければ布団の上で寝る。


 モーニングコールと思えば…。

 いやいや…時間が適当過ぎて…ねっ。


 真夜中だったり…お昼近かったりする。

 不規則な生活の僕と同じ。

『ニート!! 僕起きたよー』


 違うのは…別に僕を起こしに来るわけではないということだ。

 自分が起きたことを知らせるだけ…。

 いわばマイ・モーニングコールだ。

 何の役にも立たない。

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