第241話 昼寝

 休日の昼

『ニート、寝る?』


 ご飯を食べると、とりあえず寝るチョビさん。

 ベッドの真ん中がチョビさんの昼寝の場所だ。

 トスンッと飛び乗って、モゾモゾと寝る準備。

『ニート…ちょっと端にズレて』


 4本の足でグイッと僕の足を押す。


『ニート、撫でて』


 顎をクイッと上に向けて目を細める。


 チョビさんは、あまり喉を鳴らさない。

 ただ撫でられるのは好きなようだ。


 クアァァアーとアクビして、コトンと横になる。

 ベッドをチョビさんに譲って、リビングへ行く、少しすると、チョビさんがリビングへ入ってきた。

「にゃぁぁぁぁー」


 なんとなく解る。

 ベッドへ行くと…やっぱり…


 吐いたのだ…。

 リビングのソファで眠るチョビさん。

「なにゆえ、吐くまで食べるのか…いや…なんのために食べたのか…」


 今日も洗濯機は回るのである。

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