第218話 チョビさん野生に戻る

『ニーーーートーーーー!!』

 もはや何を抗議しているのかサッパリ解らない。

 1日中鳴き喚くチョビさん。

 暑くてイライラしているのだ。

 リビングで寝転がるまで、鳴き喚く。

 水風呂にでも入ればいいのだが、水大嫌いなので涼む術がない。


 撫でれば少し黙るのだが、すぐに噛みつく、触られれば暑いのだ。

『ニート…何とかして…』


 外にも出たいが、暑いので躊躇っている。

 色々とストレスが溜まっているのだ。


 ストレスのせいなのだろうか?

 1日に何度か一瞬だけチョビさんは野生に戻る。

 鳴き方が猫を越えてくる。

 なんか怖いのだ。


「チョビさん、鳴き喚くから喉が渇くんですよ…」

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