第162話 チョビさんの夢

 隣の空き地で蝶を捕まえた。

 黄色い小さな蝶々、両手でそっと包むように捕まえた。

 そっと手を開くと…小さな蝶は、なぜか小さなチョビさんに変わっていた。

 僕の手の中で丸まって眠るチョビさん。

 そっとベッドへ運んで寝かす。


 そんな夢をみた。


 目が覚めると、いつの間にか足元で眠るチョビさん。

 早く蝶々が舞うような春になるといい。


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