第295話 邪魔だよ

 ベッドにもたれ掛ったまま、ノートパソコンで小説を書く。

『ニート…』

 チョビさんはパソコンを温かい座布団だと思っている。

 僕がパソコンを使っていると座れないので、隣で丸くなって眠る。

『これ温かいね』


 クーッ…クーッ…と寝息をたてて眠るチョビさん。

 マウスのコードが時折、耳をかすめる…


 ピクピクと耳が動く

 幾度か、それが続くと…


『もぉーっ!!』

 布団をバリバリ…バリバリ…

 苛立つのである。

 ドスンとマウスの上に乗っかり、再び丸くなる。

 困ったなぁ~。

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