第237話 侵略

『ニート…暑い』


 最近のチョビさんは、なぜかソファの繋ぎ目がお気に入りのようだ。

 挟まりはしないが、繋ぎ目に添って眠る。

 見るからに暑そうなんだが…

 本人が気に入ってるから仕方ない。


 入れるものなら挟まりたいという気持ちが、その仕草から伝わる。


 夏でも冬でも、猫というのは狭いところが好きなのだ。


 ソコも、そのうち毛だらけ…ほつれていくのだろう…。


 ちっさい侵略者、今日もテリトリーを広げてゆく。

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