第204話 思ってたんと違う
イヌノフグリの
このままでは、イヌノフグリの
そこでぼくたちは、イヌノフグリの
おっと、グレイさんにも、このことを伝えておかなくちゃ。
「ミャ?」
お父さん、お母さん、みんなを連れて、先に行っといてくれる?
ぼくは、グレイさんをお
「任せてニャー」
「では皆さん、私達のあとをついて来て下さいニャ」
お父さんとお母さんが
ケガが痛むからゆっくりだけど、みんな自分の足で歩けるみたいで良かった。
このペースでいけば、
ぼくはひとり
グレイさんは、イヌノフグリの
ぼくが近付いて行くと、グレイさんは
『シロちゃん、オレに会いに来てくれたのか? この
「それが……この
『なるほど。お父さんとお母さんが、たくさんの猫たちを連れて
「グレイさん、知っているミャ?」
『ああ、ここからは
グレイさんはニッコリと笑った後、首を
『それで、シロちゃんはどうするんだ?』
「ぼくは、急いでイチモツの
『だったら、オレがシロちゃんを運んであげよう。オレは走るのが、得意だからな。オレの足ならすぐ、シロちゃんの
「ホント? じゃあ、お願いするミャ」
『よし、落ちないように良い子にしているのだぞ』
ぼく、大きな犬の背中に乗るの、夢だったんだよね。
そんなことを考えながら、グレイさんに乗ろうとしたら、
「ミャ?」
グレイさんは、ぼくを
あれ? ぼくこれ、トマークトゥスに連れ去られているように見えない?
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